弱肉強食。
感想
いやー面白かった。久しぶりの感覚。ハガレンは全体的にダークファンタジーで暗い話も多いんだけど、この巻は勧善懲悪。男勝りのアームストロング少将がレイブン中将をぶった斬ったのはスカッとしたね。
でもアメストリア国が賢者の石ために作られたっていうのは想像以上でビックリ。
あらすじ
地下の心臓部の床を突き破り、突如現れた大型生物。銃関係が一切効かないものの、アームストロング少将が冷静に対処。極寒の地に押し出し強制冬眠させる。
そして、アームストロング少将はエドとアルに真実を全て話すよう伝え、全て話す。そしてトンネルがドラクマから掘られたものではなく、国内に円状に掘られている事を予想。円は錬金術に於いて重要なファクターで、そこで過去の流血事件の地を確認。そこに出てきたのは、賢者の石の錬成陣で、それを完成させるための次の場所がここ。各地の事件全てに建国の時から軍が関係している事から、
奴らはこの国を利用して何かをしようとしているのではなく
何かをするために一からこの国を作り上げたのか?
と思い至る。
アームストロング少将がレイブン中将に鎌をかけた結果、黒。この地を犠牲にして自分達の目標実現に加担するよう振ってきたレイブンをぶった切る。
賢者の石の力で重症を一瞬で治し、レイブンと行動を共にしていたキンブリーは、マイルズにレイブンが行方不明になったと聞くも素知らぬ態度。むしろ自由に行動出来るようになって嬉しい様子。
レイブンがいなくなった今、自分の行動は大総統と等しいとマイルズに伝えた後、収監されてる体のエドとアルをウィンリィを連れて訪れる。そして
お二人とも
大総統閣下がたいそう心配していましたよ
と伝え次巻。
評価
★★★