2021年に読んだ33冊の中で、自分史に刻まれた5冊。
1.発達障害グレーゾーン/姫野桂
年始は発達障害の診断を受けるために、関連本を読み漁った。なかなかいい本に出合えない中、1番最初に出会った良書。当事者に寄り添ってるなっていうのが、文体から伝わってくる。
2.本屋さんのダイアナ/柚木麻子
大学図書館の選書コーナーに置いてあって、その頃は読まなかったけど、図書館のインディーズコーナーで見つけて即借り。小学生の頃であった2人が大人になるにつれて、どんどん離れていくんだけど、再び交わる最後は感動せずにいられなかった。
3.六人の嘘つきな大学生/浅倉秋成
コロナでネット予約でしか本の貸し出しができなくなって、だからこそ出会えた本。心理戦からどんどん広がっていく物語がたまらなく面白かった。
4.私たちは生きづらさを抱えている/姫野桂
自身も当事者である著者が、上からでも下からでもなく対等に取材し、思いを綴る。発達障害でひとくくりにできない障害の多様性とか、当事者が抱えている悩みとか、読んでよかったと思える本。フリーランスになりたい当事者多いけど、フリーもそんなに楽じゃないという、著者の辛辣な本音が刺さったけど、親から言われるよりも素直にそうだよなって思えた。
5.恋する寄生虫/三秋縋
視線恐怖症と潔癖症の恋愛。通ずるものを感じて夢中で読んだ。リア充よりも、同類の話の方が好き。
総評
毎日続けてる10分読書のおかげで、2週間に1冊のペースで本が読めている。小学生の頃の読書タイムを思い出すけど、10分という長過ぎず短すぎない時間が絶妙。続きが気になるから明日も読みたくなるし。本は映画とか漫画と違って時間がかかるけど、来年も焦らず毎日少しずつ読んでいきたい。