6歳のときに募金で命を救われた少年のその後の話。
語り継がれた物語は
いつも終わり方は決まっていた
「そして彼らはいついつまでも
幸せに暮らしましたとさ」
知りたい気になるその続き。あれから11年後。
知ってますか
人が生まれてから死ぬまでにかかる金額
日本人の平均約2億100万円
人が生まれてから死ぬまでに稼ぐ金額
日本人の平均約2億300万円
つまり人は
自分が生きるために使う金額を一生かけて稼ぎ
そして死んでいく
自分で自分をプラスマイナスゼロにすることが正しい人生なんだとしたら
僕の人生は最初から
難易度が高すぎた
5億円の十字架を背負い、出木杉くんを演じることに耐え切れなくなった17歳の少年は家を飛び出す。そこからは実写版「天気の子」を見てるよう。病院の屋上で結んだワンピース最終話の約束とか、ホームレスが買ってきてくれたサンドイッチとか。
優しい奴と優しくない奴がいるんじゃないからね
優しくしてやりたくなる奴とそうじゃない奴がいるだけ
日雇い風俗etc。体験を重ねるごとにどんどん成長して、遠くに行ってしまう主人公にやり場のない寂しさを感じたけれど、濃厚で濃密な映画だった。