ツタヤな日々

ツタヤな日々2

自閉でsadな日々の記録。

📕20-24青い春を数えて/武田綾乃★★★

今週のお題「読書感想文」ネタバレあり!

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ズル休みの理由が「宿題を忘れた」だったら驚くだろうか、あきれるだろうか。学校に行けなくなる理由なんて人それぞれで、それこそ十人十色なんだなって思う。

最初は文章が頭に入ってこなかったけど、5つの短編を読むにつれて、次第に物語に、作者の紡ぎ出す言葉に惹かれていくのを感じた。

勉強が未来への投資とするなら、部活って今の消費なのかなって思うんだ。

p.65ℓ9「赤点と二万」 

 ひとめぼれだった。完成されていてすっと入ってくる構造。

「アタシさ、いっつも思うんだよね。スマホって便利だなって」

「は、はぁ」

「分からないことは簡単に調べられるしさ。でも、当たり前の話なんだけど、全く自分の知らない物は検索のかけようがないんだよね」

p.153ℓ11「漠然と五体」 

 スマホで「映画 おすすめ」とかで検索するとでてくる、みんなが選ぶ好きな映画ではなくて、お前が好きな映画が知りたいと話すシーン。すごく共感。だから自分は映画とか読書の感想ブログを読むのが好き。自分が知らなかった作品に出会えるのと、作品のチョイスとかでその人の個性がうかがえるから。

スマホの電源を切るみたいに、明日が無くなってしまえばいいのに。

p.160ℓ1「漠然と五体」

この言い回しがたまらない。

自分はイケてない青春小説が大好きで、図書館に行くたびに探すんだけどなかなか出会えず。だからこうして面白い青春小説に出会えると、本当に嬉しい。この作家の本は、もう1冊読む予定。

収録作品

白線と一歩

赤点と二万

側転と三夏

作戦と四角

漠然と五体