23m.
あらすじ(ネタバレあり)
黒幕は小林佑希。根っからのサイコパスで、たまたま読んだ道間の小説から、殺人を極端に怖がっているのを感じ取り、道間を有名作家に仕立て上げ、作風を変えさせるのが目的らしい。何のためにそれをするのか。それはただの遊び。開を殺したのは招待状を送ったのがバレたから?白川は開を殺した黒幕だとバレたから。本当は鈴村を殺す予定だったらしい。
自分の死を悟った白川は遺産と遺言書を鈴村に残していた。そこには小林が黒幕であったこと、自分は勝てなかったが、鈴村は生きるよう書いてあった。それを知った鈴村は知られたことを知らない小林を呼び出し殺害。行方不明に。ただ鈴村を実際に殺害した白川の手下二人は、小林の関係者により拷問され殺される。それでも小林の生死は吐かなかった。
そして道間は6畳1間のアパートで生活。そこにはなぜか塚本ひとみが。一緒に同居することに。そして鈴村みどりは、かつていた施設に一千万の小切手を寄付。白川の名前で物件を借り、歩き出す。
感想(ネタバレあり)
衝撃的な結末で面白かったけど、正直黒幕の小林佑希が分からなかった。観てないけど最近はやった「あなたの番です」みたいな、黒幕がサイコパスで常人と思考が違うってオチなのかな。それはそれで道間の事を人間って言ってたから分かるんだけど。出版社に勤める桜井は普通の善人だったね。疑って悪かった。
たった4巻でこの読み応えはなかなか得られるもんじゃない。率直に言ってこの漫画は最高だった。伊坂幸太郎作品並みの伏線全て回収ではないから、モヤモヤ感は残ってしまうけど。