最終章突入。
評価
☆☆(→)
あらすじ
処刑日前日。練玉艶は本当に死んだのか。玉艶を倒すため、少しずつ力を身につけていた事、白龍が玉艶を倒すとは思わなかった事、白龍が羨ましい事、対立し続けた兄弟が腹を割って話す場面は、感動的。紅炎は斬首刑が決定していたが、奇跡的に生きていた紅明と紅覇は流刑、幽閉で免れ、その他の家来は投獄となる。紅炎は白龍に対して命を取らなかった事を感謝するとともに、自身の金属器「フェニクス」を使い、自分の左手、両足を白龍に与える。
そして処刑日。紅炎の断首が実行される。
処刑後、復讐を成し遂げるも、自分がやった事に対し自責の念を感じ、自害を試みるも、モルジアナに阻止される。そして、皆の分生き抜くよう喝を入れる。そして死のうとするたび、私が守ると言われ、心が緩んだ白龍は紅炎を殺せなかったという。ただ心を入れ替え、更なる目的に向かい歩み始めた。
ここで一瞬「?」ってなったんだけど、紅炎はどうやら死んでおらず、アラジンの魔法によって幻影を見せたとの事。実際は紅明、紅覇と同じ島に匿われていた。
そして、練玉艶は本当に死んだのか。否、生きていた。練白瑛として。それより驚きなのは、シンドバットはやっぱりダビデっぽい。断言はまだ出来ないけど。
そんなこんなで長かった「マギ」煌帝国編は完結。
そして新章。アリババの帰還。場所は大峡谷の底にあるマギ、ユアンの家。アリババの体はユアンの魔法でずっと仮死状態だったという。
死んでから3年が経ち、世界は激変していた。
シンドバットが作った4つの法律。
- 奴隷制の廃止
- 兵役制の廃止
- 国家間の移住の自由
- 世界統一貨幣の制定
そして七海連合の王達は引退し「国際同盟」の理事に。
さらにアリババと練白龍は行方不明に。
金属器は国際同盟の厳しい管理下に置かれているが、それを持ったまま失踪した人が3人いて白龍がその1人。大罪のため世界指名手配犯になっている。
そんな話をユアンから聞きながら体の調子を取り戻したアリババは、ひとまずダビデ疑惑のあるシンドバットに会いに行く事に。飛行機とかでんでん虫みたいな電話とか空飛ぶ低空飛行絨毯とか、時代の進歩に驚きつつ、8ヶ月先まで商談で埋まっているシンドバットと、アポなし30分面談を取り付ける。
そしてシンドバットに、ダビデと繋がってるのかと直球質問。シンドバットは繋がってるが、乗っ取られてはおらず、逆に利用していると回答。次はアラジンが最後にいた煌帝国に行くというアリババに対し、乗り物全てタダになるマスターカードを支給。安心して帰るアリババだったが、帰ってすぐ、シンドバットの元には練玉艶の姿が。
その後飛行機で煌帝国へ。移動中出会った「空賊」を圧倒的な力で制圧。その後首都洛昌にて、かつてアリババが馬車の運転手をしていた葡萄種商人のブーデルと再開。朽ち果てた煌帝国の現状を聞く。
そして現煌帝国王練紅玉に友達として会いに行く。
感想
3年後の世界。ONE PIECEの2年後と比べたらだいぶマシなんだろうけど、3年でこの変わりようは漫画だよね。
おそらく最終章。終わりが見えてきた。